1: 2020/05/29(金) 15:26:29.54 _USER
タイセイヨウセミクジラ(Eubalaena glacialis)については、心配の種が尽きない。現時点で409頭しか残っていないうえ、数々の恐ろしい危険にさらされている。例えば、彼らが暮らす大西洋岸の海域では、多くの船が往来し、あちこちに漁具が仕掛けられている。

IMG_0499

 今回、新たな研究により、心配事がまた1つ増えてしまった。タイセイヨウセミクジラの体格は、近い仲間で南半球に生息するミナミセミクジラ(Eubalaena australis)に比べ、かなり悪いようなのだ。論文は4月23日付けで学術誌「Marine Ecology Progress Series」に発表された。

 両者は生息域が異なり、ミナミセミクジラは赤道以南の比較的静かな海域を好む一方で、タイセイヨウセミクジラは北米東部沖の船舶が多く行き来する海域にすむ。しかし、遺伝的にはよく似ていて、同じような不幸な歴史をたどっている。

 体長約15メートル、体重約70トンにもなるセミクジラは、英語で「適切なクジラ(Right Whale)」と呼ばれる。泳ぎが遅く、岸の近くにいて、銛(もり)が当たると浮き上がってくるため、捕鯨に適した(right)クジラだというのが由来だ。

 セミクジラ属は、タイセイヨウセミクジラ、ミナミセミクジラ、北太平洋に生息するセミクジラ(Eubalaena japonica)の3種からなる。11世紀から20世紀にかけて行われた捕鯨によって3種すべてのセミクジラが激減しており、もとの個体数の5%まで減少してしまった種もある。

1935年に国際連盟がすべてのセミクジラの捕獲を禁止して以来、ミナミセミクジラの個体数は順調に回復している。現在の個体数は1万頭以上で、かなりのペースで増加しており、一部の群れでは1年ごとに7%も増えている。国際自然保護連合(IUCN)はミナミセミクジラを、近い将来に絶滅する見込みが低い「低危険種(Least Concern)」に分類している。

 一方、1990年には270頭まで減少していたタイセイヨウセミクジラの個体数も、2010年には483頭まで回復していた。しかし、船と衝突したり漁具に絡まったりして、この10年で個体数が再び減少している。(参考記事:「相次ぐ絶滅危惧セミクジラの不自然死、残り400頭」)

 デンマーク、オーフス大学高等研究所の海洋生態生理学者で、ナショナル ジオグラフィック協会から資金提供を受けているフレドリック・クリスチャンセン氏は、2種のクジラの明暗が分かれた理由を探るため、ドローンを使って上空からクジラを撮影し、体格を比較した。

「衝撃的な痩せかたでした」と、タイセイヨウセミクジラが痩せ細っていることに気づいたクリスチャンセン氏は言う。対照的に、ミナミセミクジラは「背中が広々としていて、テントを張ることもできそうでした」

 クジラの体格の悪さは、漁具を引きずることによる疲労などが原因であると考えられる。繁殖が遅いのはそのせいだろうと論文の著者らは指摘する。

「タイセイヨウセミクジラが種のレベルで問題を抱えていることはわかっていました」と、論文の共著者で米アンダーソン・キャボット海洋生物センターのクジラ研究チームを率いるピーター・コークロン氏は言う。

「けれども今回の研究で、個体レベルでも問題を抱えていることがわかりました。大規模な介入がなければ、20年後にはいなくなってしまうでしょう」

続きはソースで

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/052200308/
【関連記事】
南ア沖のザトウクジラが驚異の復活、最新調査で判明「最高のペースで増えています」
IMG_0500



※当ブログ記事の参照元にもなっている雑誌【ナショナル ジオグラフィック】は下記からご購入頂けます⬇︎定期購読が大変お得です!

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4863134460/ref=as_li_tl?ie=UTF8&tag=aron2743-22&camp=247&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4863134460&linkId=5a9f70713454b0a4b2cbd39d85ec8a4a

全世界で約850万人に愛読されている月刊誌です。

世界中の自然や動物、文化や歴史をはじめ、科学研究や宇宙開発の最前線など、『人類と地球を取り巻くすべて』を、印象的な写真と長期にわたる取材に基づく詳細なレポートでお届けしています。 


2: 2020/05/29(金) 15:28:31.93
セミクジラ=背美鯨   まめ

3: 2020/05/29(金) 15:34:40.13
ほかのくじらとエサの奪い合い

6: 2020/05/29(金) 15:41:15.83
セミクジラ属の英名の Right Whale の Right は「(漁に)都合がよい」という意味の「よい」である。
セミクジラ属は沿岸に近づき、泳ぎが遅く、脂肪が多いために死ぬと海面に浮かぶことが捕鯨においては最適であったためである。
日本の近海では、中世から19世紀前半までの日本人は手漕ぎの和船により沿岸で捕獲していたが、
19世紀になると欧米やソ連等列強諸国の大型捕鯨船が、北大西洋のタイセイヨウセミクジラと同様に北太平洋でもクジラを取り始め、
日本の沿岸捕鯨との相乗が発生した結果、20世紀初頭にはすでに絶滅寸前の状態だった。
北太平洋では1960年代まで細々と捕獲されたが、今は完全に停止された。

7: 2020/05/29(金) 15:42:31.04
世界で最も精巣が大きい動物で、片側で約500キログラム、合わせて約1トンもある。

10: 2020/05/29(金) 16:03:06.43
食い物の奪い合いに負けてる。
他の絶滅の恐れの無い鯨類を人間が食って減らせば無問題。

11: 2020/05/29(金) 16:07:21.13
ミーンミーン鳴くのかと

14: 2020/05/29(金) 20:27:44.85
個体数が増えすぎなんだろ

17: 2020/05/30(土) 08:01:20.08
ピラミッドの頂点だけ保護して、その下を他のクジラや人間と奪い合ってるんだから、そりゃそうよ