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Category: 海洋生物

1: すみれ ★ 2020/03/26(木) 20:47:58.76 ID:PncpiJlw9
アメリカ・ウッズホール海洋生物学研究所により、イカは自らの力で遺伝子編集できることが判明しました。

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一般的には生物の細胞の核内で生じるRNA編集を、「核外」で行うことができるというのです。

こうした特徴は他の生物には見られず、地球上でイカのみと思われます。

研究の詳細は、3月23日付けで「Nucleic Acids Research」に掲載されました。

イカの神経細胞はセントラルドグマから逸脱していた

私たちの体をつくるタンパク質は、DNAにコードされた設計図を、様々な種類のRNAが仲介することによって生成されます。

このDNAを出発点としたRNAの仲介を介して行われる一連のタンパク質生成過程は「セントラルドグマ(中心教義)」と言われており、現代の分子遺伝学の中心となっている原理です。

この一連の過程の中で、最も際立っている存在がRNAです。

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セントラルドグマにおいて働いているRNAは実に多様あり、あらゆる過程において中心的な役割を果たします。

RNAがこのような多様な働きを行えるのは、目的に合わせて自己の塩基配列を編集する能力を持っているからです。

そのため同じ配列を持つRNAが全く別のタンパク質の生成を仲介することも可能になります。

しかしこれまでの見識によると、RNAの編集は細胞の核の内で限定されているはずでした。

しかし今回、アメリカに生息するケンサキイカを調べたところ、他の生物とは異なり、細胞核の外でRNAを編集できることが分かったのです。

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具体的には、神経細胞から伸びる「軸索」という、電気信号を近くのニューロンに伝達する部位でRNA編集が行われていました。

この事実は、古典的な理論である「セントラルドグマ」を揺るがしかねない大発見です。

そのため研究者たちは核の外に出たRNAが何をしているのかに調査を集中させました。

結果、核から「脱走」した未成熟なRNAは、辿り着いた細胞の区分で自在に変化し、局所的に高い必要性を持った地域固有のタンパク質を、その場でインスタントに生成していることが明らかになりました。

ニューロンから伸びる軸索は種類によっては非常に長く、核からタンパク質が輸送されてくるのを待つよりも、出張したRNAによる、タンパク質のオーダーメイドがのほうが効率がよいからだと考えられます。

研究主任のヨシュア・ローゼンタール氏は「こうした機能はおそらく、水温の変化など、新しい環境に適応する必要性から獲得されたのでしょう」と話します。

人工的な「遺伝子編集」への応用も可能?

ローゼンタール氏は「イカが、環境適応のための遺伝子編集を、DNAではなく、RNAを用いていることは注目に値する」と述べます。

現在、人工的なゲノム編集として用いられる「CRISPR/Cas9」は、狙ったDNA配列をピンポイントで切断、削除、置換、挿入などができる技術です。

この技術は便利な一方で、やり直しが効かないというデメリットがあります。つまり、失敗すると、二度と修復できない可能性もあるのです。

しかし、未使用のmRNAは、すぐに分解されてしまうため、治療段階のミスもなかったことにできるのです。

イカの遺伝子編集技術は、近い将来、人のための医療技術の進歩に応用されるかもしれません。

https://nazology.net/archives/54967?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter


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1: ガーディス ★ 2020/03/11(水) 22:50:48.12 ID:n24N6bfQ9
ワシントン条約で絶滅危惧種に指定されているアカウミガメやタイマイなどのウミガメは、プラスチックゴミを飲み込み腸の中にため込んでしまい、食べ物を消化することができなくなって死んでしまいます。そんなウミガメがプラスチックゴミを飲み込んでしまうのは「匂いにつられてしまうから」ということを示す実験結果が発表されました。

Odors from marine plastic debris elicit foraging behavior in sea turtles: Current Biology

海を漂うプラスチックゴミは海洋生物の生態系に大きな悪影響を及ぼしており、特に生息数が少なく絶滅危惧種に指定されているウミガメは廃棄された網に絡まったり、プラスチックゴミを飲み込んだりして死んでしまうケースが相次いで報告されています。

2018年には、大西洋・地中海・太平洋に生息する7種類のウミガメで、海岸に打ち上げられたり漁に使われる網にかかったりして死んだ102頭を解剖したところ、カメの体内から衣類やタバコの吸い殻、ロープの切れ端など、プラスチックゴミが800以上も見つかったと報じられました。

しかし、なぜウミガメがプラスチックゴミを飲み込んでしまうのかについてはこれまでよくわかっておらず、「ビニール袋がクラゲのように見えてしまうからではないか」などと説明されてきました。

そこで、ノースカロライナ大学チャペルヒル校のケネス・J・ローマン生物学教授の率いる研究チームはウミガメの嗅覚に注目。アカウミガメを飼育する水槽内の空気中に「脱イオン水」「きれいなプラスチック」「アカウミガメの餌」「微生物や藻類、プランクトンなどで汚染されたプラスチックゴミ」の匂いを放出し、アカウミガメの反応を観察しました。

その結果、生物汚染されたプラスチックゴミの匂いを、アカウミガメが水面から鼻を突き出して嗅ぎ出した様子が確認できました。またこのアカウミガメの反応は、餌の匂いを水槽に流した時と同じものだったとのこと。

プラスチックゴミに付着する微生物や藻類などは、アカウミガメにとって本来食料になります。これまでウミガメは「プラスチックゴミの見た目」で食べ物と誤解してしまうと考えられていましたが、実際は「プラスチックゴミの匂い」もウミガメに大きな影響を及ぼしていたというわけです。研究チームは、アカウミガメがプラスチックゴミに付着する微生物や藻類の匂いに対して正確に反応したことに驚いたとコメントしました。

ウミガメの調査と保護を行うCaretta Research Projectの研究員で、論文の共著者でもあるジョセフ・ファラー氏は「ウミガメにとって海洋プラスチックの問題は、『ビニール袋がクラゲやワラのように見えるから』という単純なものではありません。これらは重要でやっかいなパズルのピースであり、すべてのプラスチックゴミはウミガメに危険をもたらしています」と述べました。

https://news.livedoor.com/lite/article_detail/17947624/

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1: しじみ ◆fbtBqopam767 しじみ ★ 2020/03/08(日) 23:00:48.23 ID:CAP_USER
■座礁数と太陽嵐に相関、クジラの体内ナビゲーションが一時的に故障

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 コククジラは、北米大陸の西海岸を1万6000キロ以上にわたって南北に移動する。夏にはアリューシャン列島付近まで北上し、冬にはメキシコ湾岸まで南下して出産する。この移動距離は、哺乳類の中で最大級だ。

 このコククジラの長旅を、太陽嵐が一時的に妨害し、クジラが座礁する原因にもなっていることを示す新たな研究が、2月24日付けの学術誌「Current Biology」に発表された。それはつまり、コククジラが地球の磁場を利用して移動している可能性を示している。現時点で言えるのは、コククジラが少なくとも視覚を使っているということだけだ。

 太陽嵐は、太陽から高エネルギー粒子が大量に放出される現象で、これが地球に降り注ぐと人工衛星や電力網などに支障を及ぼす場合がある。ただし、人間を含むほとんどの動物は、太陽嵐によって重大な影響を受けないと考えられている。地球の磁場が楯になってくれるからというのが理由だ。

 今回発表された論文では、クジラが岸に打ち上げられるいくつかの原因の一つとして、太陽嵐を挙げている。現在、コククジラの座礁は頻発している。おそらく獲物が減ったことによる餓死が原因と考えられているが、座礁数は2019年1月以降で180頭以上となっており、通常の数倍に上っている。

米デューク大学の感覚生態学者ジェシー・グレンジャー氏らは、その原因を突き止めるため、1985年以降に北米西海岸で生きたまま座礁したコククジラの記録を調査した。他の要素を除外するため、病気やけがによる座礁と見られるものは省いた。

 そこからわかったのは、クジラの座礁は、太陽嵐によって高周波ノイズのレベルが高くなった日に多いことだ。通常の日に比べて座礁数が4倍になるという。

続きはソースで

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/022500126/


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1: きつねうどん ★ 2020/03/05(木) 22:36:25.84 ID:CAP_USER

チリ海域で撮影されたカクレマンボウ。矢印は舵鰭... 
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 2017年7月、衝撃のニュースがマンボウ界を駆け巡った。

 ある研究者は喜びのあまりインターネット上で暴れ回り、ある研究者はこんなの認められないと怒り狂ったメールを送ってきた。渦中の論文の執筆者の一人である私は、その時悲しくも電波の届かない海の上にいた。

 陸地に戻った後にニュースは世界中を盛り上がらせたことを知るが、マンボウ好きが多いはずの日本ではテレビで大々的に取り上げられるまでには至らなかった。く、悔しい……あれから2年8か月。マンボウ研究で飯を食いたい、日本産ポスドクの闇に抗う私は、謎多き新種「カクレマンボウ」の魅力を皆にとことんお伝えしたいのである!

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■新種とは何なのか?
 カクレマンボウ(フグ目マンボウ科マンボウ属)の名を初めて知る人も多いだろう。何せこの種はまだ日本では確認されていない。水族館・博物館が秘密裏に標本を入手しようと狙っている新種のお魚だ。

 マンボウ科魚類は1種と思われがちだが、標準和名と学名(1つの生物に1つしか与えられない世界共通の名前)を併記して紹介すると、マンボウMola mola、ウシマンボウMola alexandrini、ヤリマンボウMasturus lanceolatus、クサビフグRanzania laevisがこれまでに知られ、新参者のカクレマンボウMola tectaを合わせた計5種が現在科学的に認められている。

 今まで見たこともない生物が発見されても、学術論文に記載して公表されなければ、いきなり「新種」としては扱えない。発見されているのに科学的に存在を認められていない状態の種は「未記載種」と呼ばれる。未記載種を新種として公表するには、標本を多数調査し、近縁種との遺伝的・形態的差異を明確にしなければならない。また過去に提唱された関連する種の学名を再度調べ直し、世界基準となるタイプ標本を博物館に登録しなければならない……そう、結構大変なのだ。

 文献や標本調査のために世界中を飛び回るはめになり、最初の発見から新種として論文を公表するまでに長いタイムラグが生じるのは、分類学者あるあるの悲しい話。カクレマンボウの場合は新種の証明に至るまで12年もかかった。

■ カクレマンボウ新種認定までの道のり
 カクレマンボウの新種フラグが立ってから認定されるまでの道のりを論文ベースで簡単に振り返ろう(詳細は著書『マンボウは上を向いてねむるのか』にて)。

・2005年。DNA解析によって示されたマンボウ属の系統樹は、それまで知られていた種よりも多く、4集団に分かれた。
・2009年。遺伝的に分かれた4集団は3種に相当することが示唆されたが、そのうち1種の形態は不明だった。
・2017年、この遺伝的にしか知られていなかった1種の形態が判明し、新種に相当すると科学的に認められ、カクレマンボウと命名された。

 種小名のtectaは「隠れる、欺く」などの意味があり、長い間、他のマンボウ類に隠れて人をだまし続けたことが由来だ(我々が勝手に被害者ぶっているだけで、カクレマンボウは人をだますつもりなんて毛頭ない)。標準和名の「カクレ」も学名の隠蔽種的側面にちなんで命名した。イソギンチャクに隠れる習性が名の由来のカクレクマノミの「カクレ」とは意味が違うことを覚えておいて欲しい。

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1: シャチ ★ 2020/02/22(土) 18:24:25.15 ID:x34Z072I9
 東京湾でマダコが大発生している。江戸前のタコはその味や希少性、取引価格から“東京湾の宝石”とも形容され、高級食材の「明石のタコ」に並び称される。大発生は2019年から続き、専門家は「18年は大雨が降らなかった上に、黒潮の大蛇行による海水温の変化など、さまざまな条件がそろったのだろう」と推測するが、明確な原因は見いだせない。謎は残ったままだ。

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 横浜港・本牧ふ頭(横浜市中区)の海づり施設では、19年秋の台風15号で被災してから約4カ月ぶりの再開となった1月31日、太公望たちが重さ2キロ前後の大ダコを次々と釣り上げた。

 20年来通っているという男性(71)は「(施設が)休業中に大きく成長したのでは」と話しながら、護岸に沿って釣りざおを動かしては大ぶりのマダコを次々と釣り上げた。

 重さ3キロにもなる大物を釣り上げた男性(65)は、三浦半島特産の三浦ダイコンと一緒に煮ダコにして食すという。「正月には間に合わなかったが、立派なタコが揚がった」と喜んだ。

 大漁は、本牧海づり施設だけではない。県水産技術センター(三浦市)栽培推進部長の中村良成さんによると、横須賀・観音崎以北の内湾域で19年春ごろから稚ダコが多く発生しているとの報告が漁業者から寄せられているという。

 中村さんは18年の東京湾の気象・海象を振り返り、「真水を嫌う稚ダコが育ちやすい環境がそろい、大発生につながった可能性がある」と指摘する。具体的には▽梅雨明けが非常に早く猛暑で大雨も少なかったため、湾内に低塩分の水が広がることが少なかった▽黒潮の大蛇行による影響で沖合から適度に高温・高塩分の海水が流入した─という見立てだ。

 ただ、「同じ環境であるはずの観音崎以南では『マダコが少ない』と多くの漁業者から聞いており、矛盾する。大発生の原因とは言い切れない」と話している。

神奈川新聞社
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200222-00000013-kana-l14  


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