動物愛好net

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Category: 研究

1: 2020/07/11(土) 00:53:53.61 _USER
■毒を吐かず首のフリルもなかったディロフォサウルス、包括的な論文が発表される

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 1993年の映画『ジュラシック・パーク』のなかに、悪役のひとりが運悪くディロフォサウルス(Dilophosaurus wetherilli)に出くわし、殺される場面がある。人間よりも小さく、好奇心旺盛なディロフォサウルスは本性をむき出しにすると、エリマキトカゲのような首のフリル(えり飾り)を広げ、鋭い鳴き声を立て、悪役の目に毒入りの唾を吐きかける。

 このシーンによって、ポップカルチャーにおけるディロフォサウルスのイメージはすっかり固定されてしまったが、実際のディロフォサウルスは、映画で描かれている外見とは大きく異なっていた。

「私は、『最も有名な“知られざる”恐竜』と呼んでいます」と話すのは、米アリゾナ州化石の森国立公園の古生物学者アダム・マーシュ氏だ。同氏は、ディロフォサウルスについて包括的にとらえなおした論文を7月7日付で学術誌「Journal of Paleontology」に発表した。

 化石が80年も前に発見されたにも関わらず、この恐竜のことはあまりよく知られていなかった。

 最新の研究では、アリゾナ州で発掘されたまま、これまで分析されたことのなかった2つの標本を加え、生きていた時のディロフォサウルスの姿について、初めて明確なイメージを描いてみせた。約2億100万~1億7400万年前のジュラ紀前期に生きていたディロフォサウルスは、毒やフリルといった小道具に頼る小さな恐竜ではなく、当時としては北米最大級の陸生動物で、強力な捕食者だった。

「『ジュラシック・パーク』を見た人々が想像するよりは、はるかに大きな恐竜です」と、マーシュ氏は言う。

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■一部は化石で、一部は石膏

 誤解が広まった経緯はこうだ。

 ディロフォサウルスの化石は、1940年にアリゾナ州チューバシティにほど近い米国先住民ナバホ族の自治区で初めて発見された。発見者は、ジェシー・ウィリアムズさんというナバホ族の男性だった。1942年に、ウィリアムズさんは化石をカリフォルニア大学バークレー校の古生物学者に見せた。そこにいたサミュエル・ウェルズ氏が、1954年にそれを新種として記載した。

 ディロフォサウルスの復元を担当したチームは、完全な骨格を展示したかったので、足りない部分は石膏で作った骨で補完した。その際に、アロサウルスという別の肉食恐竜に似せて骨格を形作ったため、完成した恐竜は本物のディロフォサウルスとはまるで違う外見になってしまった。しかも、ウェルズ氏は1954年の論文でも、1984年に発表したもう一本の論文でも、どれが本物の化石でどれが石膏なのかを明らかにしなかった。

 この2本の論文を基にその後の研究が進められたことから、混乱が生じた。はたしてディロフォサウルスとは、三畳紀の肉食恐竜で七面鳥サイズのコエロフィシスに近いのか、それともジュラ紀後期のより大きなケラトサウルスやアロサウルスに近いのか、様々な憶測が飛び交った。

「1984年の論文以降の議論は、本物の骨格の話をしているのか、それとも石膏の骨のことを話しているのか、はっきりわかりませんでした」と、マーシュ氏は言う。その後、時間と資金を費やして詳しい研究をする者もいなかったため、ディロフォサウルスの解剖学的構造についての混乱は、数十年もそのままになっていた。

「誰もがそれぞれの研究のために何らかの形で頼っていた論文が、実はまとめられた時点で問題があったことがわかったのです」と、ミネソタ大学古生物学者のピーター・マコビッキー氏は言う。同氏は、今回の新しい研究には関わっていない。

続きはソースで

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/070900409/
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1: 2020/07/12(日) 07:48:42.51
【ワシントンAFP=時事】ネズミには困っている仲間を助ける習性があるが、近くにいる他のネズミが協力的でない場合、手助けする確率が下がるとの実験結果が8日、米学術誌「サイエンス・アドバンシズ」に発表された。いわゆる「傍観者効果」に新たな光を投げ掛ける研究だ。(写真は自由なネズミが拘束器具を開け、捕らわれていたネズミを解放する様子。シカゴ大学提供)

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 論文の上席著者であるシカゴ大学の神経生物学者、ペギー・メイソン氏は今回の発見について、警官の過剰な暴力を居合わせた同僚が傍観してしまうのはなぜか、など特定の人間の行動を説明する一助になるとAFPに語った。
 実験ではまず、ネズミは器具の中で身動きできずにいる仲間に出くわすと通常、扉を開けて救出しようとすることを確認した。
 次に、鎮静薬ミダゾラムを少量投与した1~2匹のネズミを、救出を手伝わない「傍観者」として実験に投入した。すると、困っているネズミと一対一のときには仲間を助けようとしたネズミは、今度は何もせずそばにいるだけで、救出しようとしなかった。
 さらに、鎮静剤を与えないネズミを「協力的な傍観者」として実験に投入したところ、ネズミは一対一のときより張り切って仲間を助けようとした。
 メイソン氏は、米警察の人種差別に抗議する最近のデモで、負傷した参加者を助けるため他の参加者が集まる一方、警官らが傍観している点に言及し、「これは非常にタイムリーな研究だと思う」と主張。「ジョージ・フロイドさんの事件では、他に3人の警官が現場におり、うち1人は黒人に対して警察が過剰な暴力を振るう現状を変えたいと思って警官になった人物だった。それでもなお、彼は止めに入らなかった」と述べた。
 メイソン氏の研究チームは、人間でもネズミと同様に、相手を助けるか否かの決定は誰が責任を負うべきかという概念よりも、脳内の報酬回路に関係するとみている。
【関連記事】
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1: 2020/07/01(水) 22:47:29.46
https://www.cnn.co.jp/fringe/35156120.html
※リンク先に動画あり

 南アジアや東南アジアに生息し、木の上から空中を飛ぶように移動することで知られるパラダイストビヘビ。
以前はほとんど知られていなかったこれらのヘビの「飛行」に関して、米バージニア工科大学の科学者チームがこのほど新たな研究論文を発表した。
論文の筆頭著者を務めたアイザック・イートン氏はCNNの取材に答え、トビヘビがどのように滑空するのかを理解しようとしたと語った。

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トビヘビは空中にいる間、体をくねらせる動きをする。
あらゆるヘビは体をくねらせて地面を移動するが、トビヘビが滑空中にこうした動きをする理由は判然としていなかった。
過去の仮説には、数百万年かけてヘビが身につけた基本的な運動パターンだからというものもあったが、イートン氏らのチームは
うねる動きにより滑空が安定し、落下を防ぐ効果が生まれることを突き止めた。
その結果、飛行の水平距離も伸びるという。

チームは大学で飼育する複数の生きたヘビを使い、屋内での実験を行った。
さらにその結果から、飛行のメカニズムを示すコンピューター・モデルを開発。
トビヘビの研究が「大きく前進した」とイートン氏は強調する。

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研究の全容はネイチャー・フィジックス誌に掲載された。

次の段階としては、屋外で実際に木々の上から滑空するトビヘビを観察する計画だ。
飛び上がる力をどのように発生させ、どうやって空中で方向を変えているのかも調べることにしているという。
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1: 2020/07/08(水) 15:09:32.06 _USER
若者を中心に世界各地で盛り上がりを見せる音楽フェス。現状での開催は不可能ですが、コロナ終息後のフェスを楽しみにしている人も多いでしょう。

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その一方で、近隣の野生生物にとっては大きなストレスになっているようです。

米・マイアミ大学ローゼンティール・スクールの研究によると、ラボ内で飼っているアンコウ類のコルチゾール値が、音楽フェス中に急上昇していたことが判明しました。

コルチゾールは、ストレスによって分泌が促進されるホルモン物質であり、分泌量が多いと血圧や血糖を高め、不妊や免疫レベルの低下を引き起こします。

音楽フェスの騒音は、魚にどれほどの悪影響を与えているのでしょうか。

■天敵に襲われる時と同じストレスを感じていた

フロリダ州・マイアミでは毎年、エレクトロニック・ダンス・ミュージックの祭典「Ultra Music Festival」が開催されています。研究チームは、昨年3月に開催されたUMF中に、騒音が魚に与える影響を検証しました。

実験では、ラボ内で飼っているアンコウ類のストレス値を「UMFの開催前」と「初日の夜」とで比較しています。その結果、血中のコルチゾール値が、開催前の4〜5倍に跳ね上がっていたのです。

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研究チームのダニエル・マクドナルド氏は「このストレス反応は、天敵であるハンドウイルカの声を聞いたときに非常に似ている」と指摘します。

これに加えて、水中における騒音の変化も調べるため、ハイドロフォン(水中録音機)をラボ内の水槽と、UMFステージ近郊の水域にセットしました。

結果、ラボ内の水槽で7〜9デシベル、近郊の水域では2〜3デシベルの上昇が確認されています。これは魚の生態にネガティブな変化を与えるに十分な数値の変化です。
 
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幸か不幸か、今年3月に開催予定だったUMFは、新型コロナウイルスの影響で中止されています。

これまでの研究でも、水中の騒音は、魚の聴覚を狂わせ行動異常を引き起こし、生殖や産卵を混乱させることが証明されていました。

同チームのマリア・カルトラーノ氏は「今回の調査では、騒音が与える長期的な悪影響までは判断できないが、一時的にも生態系に害悪を与えることは確か」と話します。

音楽は胎教やリラックス効果など良い面もたくさんありますが、あまりに騒々しいのは魚も嫌いなようです。

研究の詳細は、「Environmental Pollution」に掲載されています。

Impacts of a local music festival on fish stress hormone levels and the adjacent underwater soundscape
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0269749119371994

https://nazology.net/archives/64121
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1: 2020/07/07(火) 06:34:29.91 _USER
→奇妙な原始的脊索動物は体外に立体的な粘液の家をつくる
→粘液の家は海水からプランクトンを分離して濃縮する食品加工工場だった
→ラーバシアンの粘液のもつ複雑な構造を自律的につくる力を解明すれば「構造性の粘液」という新概念の素材になりうる

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私たちのよく知る「クモ」は、体内から産出した糸を使って自分の周囲にエサを捕らえるトラップ構造を作ります。

Larvaceans(ラーバシアン)と呼ばれる大きさ1cmほどの原始的な脊索動物の一種も、体外に「家」と呼ばれる構造を作り上げることが知られています。

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この家はラーバシアンから分泌される特殊な粘液から構成されており、粘液は体外に分泌されると、複雑なフィルター状の立体構造に自律的に変化します。

ただ、この粘液のフィルターがどのような役目をしているかは、長い間、明らかにはされませんでした。

なぜならラーバシアンの作る家は非常に脆く、僅かな接触によって容易に破壊され、元の構造がわからなくなってしまうからです。

ラーバシアンの本体をとらえて、実験室内でフィルターを作らせようとする試みも繰り返されましたが、環境の違いによるのか、ラーバシアンは水槽の中では粘液の家を作ってはくれませんでした。

ですが今回、アメリカの研究者によって、一切の物理的な接触を行わないまま、ラーバシアンの生態を明らかにできたそうです。

いったいどんな方法が使われたのでしょうか?

■実験室まで運べないなら、実験室を海に沈めればいい

ラーバシアンの粘液の家は実験室に運べず、ラーバシアン本体を捕らえても実験室では粘液の家を作ってくれません。

この厳しい条件を突破する手段として、アメリカの研究者たちは発想の転換を行いました。

研究者たちはDeepPIVと呼ばれる通常は実験室内で使われるレーザーシー 
トイメージングデバイスを潜水艇に搭載し、研究装置ごとラーバシアンの元に向かったのです。
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DeepPIVは非常に高性能な分析装置で、スキャンによって粘液の詳細な断面図構造を作成できます。

また、同時に3次元構造を構成できるだけでなく、粘液の内部を流れる海水の動きも記録可能です。

結果、上の図のように研究者たちはラーバシアンの粘液ハウスのほぼ完ぺきな構造データを取得することに成功しました。

また構造の分析から、興味深いことに、ラーバシアン本体の尾部の動きには、粘液ハウスをけん引する力がないこともわかりました。

これは、ラーバシアンの尾部は遊泳以外の目的で動いていたことを意味します。

続きはソースで

https://nazology.net/archives/62567
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